海外旅行でスマホを使うとき、最近よく聞くようになったのが「eSIM」です。
eSIMを使えば、物理的なSIMカードを差し替えずに、海外用の通信プランをスマホに追加できる場合があります。
空港でSIMカードを買う手間を減らせたり、日本の電話番号を残したまま海外データ通信を使えたりするため、旅行者に注目されています。
ただし、eSIMはすべてのスマホで使えるわけではなく、対応機種、SIMロック、設定方法、開通タイミング、データ容量を確認する必要があります。
この記事では、海外旅行で注目されるeSIMの基礎知識、メリット・デメリット、設定前の確認ポイント、初心者が失敗しない選び方をわかりやすく解説します。
海外旅行で注目されるeSIMとは?
eSIMとは、スマホ本体に内蔵されたデジタル型のSIMのことです。
従来のSIMカードのように小さなカードを差し替えるのではなく、通信会社やeSIMサービスから発行される情報をスマホに読み込むことで、通信プランを追加できます。
eSIMの基本
- 物理SIMカードを差し替えずに通信プランを追加できる
- 海外旅行用のデータ通信プランを事前に準備しやすい
- 対応スマホでのみ利用できる
- QRコードやアプリから設定することが多い
- 日本の回線と海外用回線を使い分けられる場合がある
- 設定にはインターネット接続が必要になることが多い
eSIMは、海外旅行で「現地に着いたらすぐインターネットを使いたい」「SIMカードを差し替えるのが不安」「日本の電話番号も残したい」という人に向いています。
参考:
Apple|eSIMでデュアルSIMを活用する
Google ストア|Google Pixel スマホでSIMカード、eSIM、デュアルSIMを設定する方法
なぜ海外旅行でeSIMが注目されている?
海外旅行で注目されるeSIM
海外旅行では、地図、翻訳、配車アプリ、航空券、ホテル予約、SNS、決済、家族との連絡など、スマホの通信が欠かせません。
以前は、海外ローミング、レンタルWi-Fi、現地SIMカードが主な選択肢でした。
そこに加えて、スマホだけで申し込みや設定ができるeSIMが選ばれるようになっています。
海外旅行で通信が必要な場面
- Googleマップや乗換案内を使う
- 翻訳アプリを使う
- ホテルや航空券の予約確認をする
- 配車アプリやタクシーアプリを使う
- LINEやSNSで家族・友人と連絡する
- 現地のお店や観光地を検索する
- キャッシュレス決済や認証を行う
- 旅行中の写真や動画を共有する
eSIMは、こうした旅行中の通信を手軽に準備しやすい点が魅力です。
ただし、使う前には対応機種や設定方法を確認しておく必要があります。
海外旅行で注目されるeSIMと、SIMカードの違い
eSIMと従来のSIMカードの大きな違いは、物理的なカードを差し替えるかどうかです。
SIMカードはスマホにカードを挿入して使いますが、eSIMはスマホに通信情報をダウンロードして使います。
| 項目 | eSIM | 物理SIMカード |
|---|---|---|
| 使い方 | QRコードやアプリで設定 | カードをスマホに挿入 |
| 受け取り | オンラインで完結しやすい | 郵送・店舗・現地購入が必要 |
| 海外旅行 | 出発前に準備しやすい | 現地や空港で購入することがある |
| 差し替え | 不要 | 必要 |
| 紛失リスク | SIMカード自体の紛失はない | 小さいカードをなくす可能性がある |
| 注意点 | 対応機種・設定手順の確認が必要 | SIMサイズやSIMピンが必要 |
eSIMは便利ですが、設定に慣れていない人には少し難しく感じることがあります。
初めて使う場合は、出発前に対応機種や設定手順を確認しておきましょう。
海外旅行でeSIMを使うメリット
海外旅行でeSIMを使うメリットは、準備のしやすさと持ち物の少なさです。
物理SIMカードの受け取りや差し替えが不要なため、旅行前にオンラインで準備しやすくなります。
eSIMのメリット
- 出発前にオンラインで準備しやすい
- 空港や現地でSIMカードを探す手間を減らせる
- 物理SIMカードを差し替える必要がない
- 日本のSIMをスマホに残したまま使える場合がある
- レンタルWi-Fiより荷物を減らしやすい
- 国や地域ごとに短期プランを選びやすい
- 複数の旅行先に合わせてプランを選べる場合がある
特に、短期旅行、複数国を移動する旅行、荷物を減らしたい旅行では、eSIMが便利です。
スマホ1台で地図、翻訳、連絡、予約確認まで使えるため、旅行中の安心感につながります。
海外旅行で注目されるeSIMのデメリット・注意点
eSIMは便利ですが、万能ではありません。
対応していないスマホでは使えず、設定にもインターネット接続が必要になることがあります。
また、プランによっては音声通話やSMSが使えず、データ通信専用の場合があります。
eSIMの注意点
- eSIM対応スマホでないと使えない
- SIMロックがある端末では使えない場合がある
- 設定時にWi-Fiなどの通信環境が必要なことがある
- QRコードの再発行や再設定に制限がある場合がある
- データ通信専用プランでは電話番号通話やSMSが使えない場合がある
- 国や地域によって通信品質が異なる
- 使い切ったデータ容量は追加購入が必要な場合がある
初心者は、安さだけで選ぶのではなく、日本語サポート、設定方法、対応国、利用開始タイミング、データ容量、テザリング可否を確認しましょう。
eSIM対応スマホか確認する方法
eSIMを使うには、スマホ本体がeSIMに対応している必要があります。
iPhoneでもAndroidでも、古い機種や一部モデルではeSIMに対応していない場合があります。
確認したいポイント
- スマホがeSIM対応機種か
- iPhoneの場合、対象モデルか
- Androidの場合、メーカー・機種ごとの対応状況
- SIMフリー端末か
- 海外の通信方式に対応しているか
- eSIMの追加・削除・再発行条件
iPhoneの場合は、設定アプリやApple公式情報でeSIM対応を確認できます。
Androidの場合は、Google Pixel、Galaxy、AQUOS、OPPOなど、機種ごとに対応状況が異なるため、購入前に必ず確認しましょう。
参考:
Apple|eSIMでデュアルSIMを活用する
Google|Google PixelでデュアルSIMを使用する方法
SIMフリー・SIMロックの確認
海外旅行でeSIMを使う場合、スマホがSIMフリーかどうかも重要です。
SIMロックがかかっている端末では、海外用eSIMや他社回線を使えない場合があります。
出発前に確認すること
- SIMロックが解除されているか
- 購入したeSIMが自分のスマホに対応しているか
- 渡航先の国・地域に対応しているか
- データ通信専用か、音声通話・SMS付きか
- テザリングが使えるか
- 利用開始日や有効期限はいつからか
再生スマホや中古スマホを海外旅行用に使う場合は、SIMフリーか、ネットワーク利用制限がないか、eSIM対応かを必ず確認しましょう。
海外旅行でeSIMを使う流れ
eSIMの使い方はサービスによって異なりますが、一般的には、申し込み、QRコードやアプリでの設定、現地到着後の回線切り替えという流れになります。
| 手順 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 1. 対応確認 | スマホがeSIM対応か確認する | 機種とSIMロックを確認 |
| 2. eSIM購入 | 渡航先・日数・容量に合うプランを選ぶ | 有効期限と対応国を確認 |
| 3. eSIM追加 | QRコードやアプリでスマホに追加する | Wi-Fi環境で設定する |
| 4. 現地で有効化 | 海外到着後にモバイルデータ通信を切り替える | 日本回線のローミング設定に注意 |
| 5. 帰国後に整理 | 旅行用eSIMをオフまたは削除する | 必要なら再利用可否を確認 |
初めてeSIMを使う場合は、出発直前ではなく、余裕を持って設定方法を確認しておくと安心です。
eSIMはいつ設定するべき?
eSIMは、出発前に購入・設定できるものが多い一方で、プランによっては設定した時点や通信開始時点から有効期限が始まる場合があります。
そのため、購入前に「いつから利用日数がカウントされるのか」を確認しましょう。
設定タイミングの考え方
- 購入は出発前に済ませておく
- QRコードや設定方法を保存しておく
- 有効期限の開始タイミングを確認する
- 日本で事前設定できるか確認する
- 現地到着後にモバイルデータ通信を切り替える
- 空港やホテルのWi-Fiが使える場面を想定しておく
旅行当日に慌てないためには、出発前に対応機種、購入方法、設定手順、有効化タイミングを確認しておくことが大切です。
海外旅行に必要なデータ容量
海外旅行で必要なデータ容量は、旅行日数と使い方によって変わります。
地図やLINE中心なら少なめでも足りますが、動画視聴やSNS投稿が多い場合は容量を多めに見ておきましょう。
| 使い方 | 目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 地図・LINE・検索中心 | 1日500MB〜1GB程度 | Wi-Fi併用なら少なめでも可 |
| SNS投稿・写真共有あり | 1日1GB〜2GB程度 | 写真や動画のアップロードで増えやすい |
| 動画視聴・長時間利用 | 1日2GB以上 | 大容量プランを検討 |
| 家族・友人とテザリング | 多めに必要 | テザリング可否を事前確認 |
海外では、動画視聴やクラウドバックアップを控えるだけでもデータ容量を節約できます。
写真や動画のアップロードはホテルのWi-Fiで行うなど、使い方を分けると安心です。
iPhoneとAndroidで違いはある?
eSIMは、iPhoneでもAndroidでも対応機種であれば使えます。
ただし、設定画面や対応状況は機種によって異なります。
iPhoneはeSIM対応モデルが比較的分かりやすく、Androidはメーカーや機種ごとに確認が必要です。
| 項目 | iPhone | Android |
|---|---|---|
| 対応確認 | Apple公式情報で確認しやすい | メーカー・機種ごとに確認が必要 |
| 設定 | モバイル通信設定から追加 | ネットワーク・SIM設定から追加 |
| デュアルSIM | 日本回線と海外回線を使い分けやすい | 対応機種なら使い分け可能 |
| 注意点 | 機種・iOSバージョンを確認 | eSIM対応、SIMフリー、対応周波数を確認 |
海外旅行用にスマホを選ぶなら、eSIM対応、SIMフリー、バッテリー、カメラ、地図アプリの使いやすさも含めて確認しましょう。
関連記事:
iPhoneのeSIM設定完全ガイド
関連記事:
AndroidのeSIM設定完全ガイド
日本の電話番号は残せる?デュアルSIMの考え方
eSIMの便利な点は、日本の回線を残したまま、海外用の回線を追加できる場合があることです。
たとえば、日本の電話番号は音声通話やSMS用に残し、海外用eSIMはデータ通信に使うという使い分けができます。
デュアルSIMでできること
- 日本の電話番号を残したまま海外データ通信を使う
- 日本回線と旅行用回線を切り替える
- データ通信だけ海外eSIMにする
- SMS認証を日本回線で受ける
- 帰国後に旅行用eSIMをオフにする
ただし、日本の回線を海外でオンにしたままにすると、海外ローミング料金が発生する場合があります。
旅行前に、モバイルデータ通信、データローミング、音声通話、SMSの設定を確認しておきましょう。
eSIMでよくあるトラブル
eSIMは便利ですが、初めて使うときには設定でつまずくことがあります。
旅行先で通信できないと困るため、よくあるトラブルを事前に知っておきましょう。
よくあるトラブル
- スマホがeSIMに対応していなかった
- SIMロックがあり使えなかった
- QRコードを読み込めなかった
- 設定時にWi-Fiが必要だった
- 現地到着後に回線がつながらなかった
- データローミング設定がオフだった
- 日本回線のローミング料金が発生した
- データ容量を使い切ってしまった
- テザリングが使えなかった
トラブルを防ぐには、出発前に対応機種、設定手順、サポート方法、利用開始タイミング、データ容量を確認することが大切です。
再生スマホでeSIMを使うときの注意点
再生スマホを海外旅行用に使う場合も、eSIM対応機種であれば便利に活用できます。
ただし、すべての再生スマホがeSIMに対応しているわけではありません。
購入前に、機種名、対応状況、SIMフリー、OS、バッテリーを確認しましょう。
再生スマホで確認したいこと
- eSIM対応機種か
- SIMフリー端末か
- 海外の通信方式に対応しているか
- OSが古すぎないか
- バッテリー状態が旅行に耐えられるか
- カメラ・地図・翻訳アプリが快適に使えるか
- 保証や返品条件があるか
NewsedTechでは、海外旅行や学生のサブスマホにも選びやすい再生スマホを取り扱っています。
eSIM対応の再生スマホを選べば、端末代を抑えながら、旅行用スマホとしても活用しやすくなります。
関連記事:
学生向けサブスマホの活用法
まとめ|eSIMは海外旅行の通信を手軽にする選択肢
- eSIMは物理SIMカードを差し替えずに使えるデジタルSIM
- 海外旅行前に通信プランを準備しやすい
- 日本の電話番号を残したまま海外用データ通信を使える場合がある
- 対応スマホ・SIMフリー・渡航先対応を確認する必要がある
- 設定にはWi-Fiなどの通信環境が必要なことがある
- データ通信専用プランでは通話やSMSが使えない場合がある
- 初めて使う場合は出発前に設定方法を確認する
- 再生スマホでもeSIM対応なら旅行用端末として活用できる
eSIMは、海外旅行中のスマホ通信を手軽にする便利な仕組みです。
SIMカードを差し替える手間を減らし、旅行前にオンラインで準備しやすい点が大きな魅力です。
一方で、対応機種、SIMフリー、設定方法、データ容量、ローミング設定を確認しないと、現地で通信できないトラブルにつながることもあります。
NewsedTechでは、海外旅行や学生のサブスマホにも選びやすい再生スマホを取り扱っています。
eSIM対応の有無や使い方を確認しながら、旅行でも安心して使えるスマホを選んでみてください。



