ProMotion(プロモーション)とは、画面の動きや表示内容に合わせてディスプレイのリフレッシュレートを自動的に変化させ、なめらかな表示と消費電力の抑制を両立するAppleのディスプレイ技術です。
対応するiPhoneでは最大120Hzで画面を書き換えることができ、Webページのスクロール、アニメーション、ゲームなどの動きをよりなめらかに表示できます。
ただし、ProMotionは単純に「画面を常に120Hzで動かす機能」ではありません。表示する内容に応じてリフレッシュレートを自動調整する
アダプティブリフレッシュレートが重要なポイントです。
30秒で分かるProMotion
- ProMotionとは:Appleのアダプティブリフレッシュレート技術
- 最大リフレッシュレート:対応iPhoneでは最大120Hz
- メリット:スクロールやアニメーションがなめらかになる
- もう一つのメリット:必要のない時はリフレッシュレートを下げて消費電力を抑える
- iPhone初搭載:2021年のiPhone 13 Pro/13 Pro Max
- 2025年の変化:iPhone 17では標準モデルにもProMotionを採用
- 2026年時点:iPhone 17、iPhone Air、iPhone 17 Proシリーズなどが対応
- 注意:「ProMotion」と「120Hz固定表示」は同じ意味ではない
ProMotionとは何か
ProMotionは、AppleがiPad ProやiPhoneなどに採用しているディスプレイ技術です。
ディスプレイが1秒間に何回画面を書き換えるかを表す
「リフレッシュレート」を、表示する内容や操作に合わせて自動的に調整します。
たとえば画面を高速にスクロールしている時は高いリフレッシュレートを使い、ほとんど動きのない画面では低いリフレッシュレートへ切り替えることで、
なめらかさと電力効率の両立を目指します。
AppleはProMotionを単なる「120Hzディスプレイ」ではなく、コンテンツの動きに応じてリフレッシュレートを調整する技術として設計しています。
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そもそも「Hz(ヘルツ)」とは?
ディスプレイ性能を見ると、「60Hz」「120Hz」という数字が表示されることがあります。
Hz(ヘルツ)は、ディスプレイが
1秒間に何回画面を書き換えられるかを示す単位です。
| リフレッシュレート |
意味 |
| 60Hz |
1秒間に最大60回画面を書き換える |
| 90Hz |
1秒間に最大90回画面を書き換える |
| 120Hz |
1秒間に最大120回画面を書き換える |
数字が大きいほど、画面上の動きを細かく更新できます。
そのため、60Hzから120Hzになると、スクロールや画面遷移、対応ゲームなどで動きがよりなめらかに見えやすくなります。
ProMotionと120Hzは同じ意味?
厳密には同じ意味ではありません。
120Hzはリフレッシュレートの数値です。一方、ProMotionはAppleが採用している
リフレッシュレートを動的に調整する技術全体の名称です。
|
ProMotion |
120Hz |
| 意味 |
Appleのディスプレイ技術 |
画面更新速度を示す数値 |
| 最大表示 |
対応iPhoneでは最大120Hz |
1秒間に最大120回更新 |
| 自動調整 |
対応 |
「120Hz」という数字だけでは判断できない |
| 目的 |
なめらかさと電力効率の両立 |
高い更新頻度によるなめらかな表示 |
つまり、
「ProMotion対応=最大120Hzに対応し、必要に応じてリフレッシュレートを変化させる」と理解すると分かりやすいでしょう。
60Hzと120Hzでは何が違う?
ProMotion対応iPhoneと60HzディスプレイのiPhoneを比較した時、最も分かりやすい違いは画面の動きです。
| 比較項目 |
60Hz |
最大120Hz ProMotion |
| Webスクロール |
標準的 |
よりなめらか |
| 画面アニメーション |
標準的 |
より滑らかに見えやすい |
| 対応ゲーム |
最大60fps表示が中心 |
高フレームレート表示に対応可能 |
| 反応感 |
一般的 |
より素早く感じやすい |
| リフレッシュレート自動調整 |
ProMotionではない |
対応 |
文字や静止画だけを見ている場合は違いを感じにくいこともあります。
一方、SNSやWebサイトを頻繁にスクロールする人、ゲームをする人、画面操作のなめらかさを重視する人ほど違いを感じやすい傾向があります。
ProMotionはなぜ常に120Hzではない?
画面を常に120Hzで更新すれば、必要のない場面でもディスプレイを高速で動かすことになり、消費電力が増える可能性があります。
そこでProMotionでは、画面に表示されている内容やユーザーの操作に応じてリフレッシュレートを自動的に変化させます。
- 高速スクロール → 高いリフレッシュレート
- アニメーション → 動きに合わせて調整
- 静止した画面 → リフレッシュレートを低下
- 対応ゲーム → 必要に応じて高いリフレッシュレートを利用
たとえばiPhone 17では、最大120HzのProMotionを採用すると同時に、画面を使用していない時にはリフレッシュレートを1Hzまで下げられる仕組みにより、常時表示ディスプレイにも対応しています。
このように、
必要な時だけ高速化することがProMotionの重要な特徴です。
ProMotionはいつ登場した?
AppleがProMotionを初めて導入したのは、2017年に発表したiPad Proです。
当時Appleは、最大120Hzのリフレッシュレートによって、スクロールをなめらかにし、Apple Pencilの反応性を向上させる技術としてProMotionを紹介しました。
その後、2021年の
iPhone 13 Pro/iPhone 13 Pro Maxで、iPhoneとして初めてProMotionが採用されました。
| 年 |
主な出来事 |
| 2017年 |
iPad ProにProMotionを導入 |
| 2021年 |
iPhone 13 Pro/Pro MaxでiPhone初搭載 |
| 2022年 |
iPhone 14 Proで常時表示ディスプレイとの連携が進化 |
| 2023年 |
iPhone 15 Proシリーズが継続採用 |
| 2024年 |
iPhone 16 Proシリーズが継続採用 |
| 2025年 |
iPhone 17で標準モデルにもProMotionを採用 |
iPhoneでProMotionが初めて搭載されたモデルは?
iPhoneで最初にProMotionへ対応したのは、2021年発売のiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxです。
iPhone 13 Proシリーズでは10Hzから最大120Hzまでのアダプティブリフレッシュレートに対応し、スクロール、アニメーション、ゲームなどをよりなめらかに表示できるようになりました。
その後iPhone 14 Pro、15 Pro、16 Proと、長期間にわたってProシリーズを象徴する機能の一つとなっていました。
iPhone 17では標準モデルもProMotion対応に
ProMotionの歴史で大きな転換点となったのが、2025年に登場したiPhone 17です。
標準モデルのiPhone 17にも、最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つProMotionが搭載されました。
それまでProMotionを利用したい場合は基本的にProモデルを選ぶ必要がありましたが、iPhone 17世代では標準モデルでもなめらかな120Hz表示を利用できるようになっています。
さらにiPhone Airも最大120HzのProMotionに対応しています。
ProMotion対応iPhone一覧【2026年】
2026年8月時点で、主なiPhoneのProMotion対応状況は次のとおりです。
| モデル |
ProMotion |
最大リフレッシュレート |
| iPhone 17 Pro/17 Pro Max |
対応 |
最大120Hz |
| iPhone Air |
対応 |
最大120Hz |
| iPhone 17 |
対応 |
最大120Hz |
| iPhone 17e |
非対応 |
- |
| iPhone 16 Pro/16 Pro Max |
対応 |
最大120Hz |
| iPhone 16/16 Plus |
非対応 |
- |
| iPhone 16e |
非対応 |
- |
| iPhone 15 Pro/15 Pro Max |
対応 |
最大120Hz |
| iPhone 15/15 Plus |
非対応 |
- |
| iPhone 14 Pro/14 Pro Max |
対応 |
最大120Hz |
| iPhone 14/14 Plus |
非対応 |
- |
| iPhone 13 Pro/13 Pro Max |
対応 |
最大120Hz |
| iPhone 13/13 mini以前 |
非対応 |
- |
特に注意したいのが、
iPhone 17とiPhone 17eの違いです。
iPhone 17はProMotionに対応しますが、低価格モデルであるiPhone 17eはProMotion非対応です。
そのため「iPhone 17世代だからすべて120Hz」というわけではありません。
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ProMotionと常時表示ディスプレイは同じ?
ProMotionと常時表示ディスプレイは別の機能です。
|
ProMotion |
常時表示ディスプレイ |
| 目的 |
画面の更新速度を最適化 |
ロック中も情報を表示 |
| 主な効果 |
なめらかな操作 |
時刻・ウィジェットなどを常時確認 |
| リフレッシュレート |
状況に応じて自動調整 |
低リフレッシュレートを活用 |
ただし両者には関係があります。
静止状態でリフレッシュレートを大幅に下げられるディスプレイ技術を活用することで、画面を表示し続けながら消費電力を抑えることが可能になります。
ProMotionはゲームで効果がある?
ProMotionはゲームでもメリットがあります。
対応するゲームが高いフレームレートで動作する場合、120Hz対応ディスプレイによって、画面の動きをより細かく表示できます。
- 動きの速いゲームがなめらかに見えやすい
- カメラ移動が滑らかになる
- 操作に対する視覚的な反応が速く感じやすい
ただし、
ProMotion対応iPhoneだから、すべてのゲームが120fpsで動くわけではありません。
ゲーム側が高フレームレートに対応していることに加え、端末性能、ゲーム内設定、発熱状況などによって実際のフレームレートは変わります。
120Hzと120fpsは何が違う?
この2つも混同されやすい用語です。
|
120Hz |
120fps |
| 意味 |
ディスプレイが1秒間に最大120回更新できる |
映像を1秒間に120フレーム生成する |
| 主な対象 |
ディスプレイ |
ゲーム・映像・GPU処理 |
| ProMotionとの関係 |
最大120Hzに対応 |
アプリ・ゲーム側の対応が必要 |
たとえばiPhoneが120Hzディスプレイに対応していても、ゲームが60fpsまでしか出力しなければ、120fpsの映像になるわけではありません。
ProMotionは動画も120fpsになる?
いいえ。ProMotionと動画そのもののフレームレートは別です。
映画や動画には24fps、30fps、60fpsなど、それぞれの映像自体にフレームレートがあります。
ProMotionは表示するコンテンツに合わせてディスプレイ側の更新速度を調整しますが、24fpsで撮影された動画そのものを自動的に120fpsの映像へ変換する機能ではありません。
ProMotionのメリット
- スクロールがなめらか
- アニメーションが自然に見える
- 対応ゲームで高リフレッシュレートを活用できる
- 操作時の反応が素早く感じやすい
- 必要に応じてリフレッシュレートを下げ、消費電力を抑えられる
特にスマートフォンは頻繁にスクロール操作をするため、ProMotionの違いを感じやすい場面は少なくありません。
ProMotionのデメリット・注意点
ProMotionは便利ですが、端末選びではいくつか注意点があります。
- 対応モデルが限られている
- すべてのアプリやゲームが120Hzを最大限利用するわけではない
- 静止画や文章中心の用途では違いを感じにくい場合がある
- 120Hzだけを目的に高価なモデルを選ぶ必要があるとは限らない
そのため、「ProMotionがあるか」だけでiPhoneを選ぶのではなく、価格、カメラ、バッテリー、Apple Intelligence、ストレージ容量なども含めて判断することが重要です。
中古iPhone選びでProMotionは重要?
中古iPhoneでは、ProMotionの有無がモデル選びの大きな違いになる場合があります。
| 重視すること |
候補 |
| 120Hzをできるだけ安く使いたい |
iPhone 13 Pro以降の中古Proモデル |
| Apple Intelligenceも使いたい |
iPhone 15 Pro、16 Proなど |
| 標準モデルでProMotionを使いたい |
iPhone 17 |
| 画面のなめらかさを重視しない |
60Hzモデルも価格次第で候補 |
たとえばiPhone 15とiPhone 15 Proでは、どちらもDynamic Islandを搭載していますが、ProMotionに対応するのはiPhone 15 Proです。
またiPhone 16とiPhone 16 Proでも、ProMotion対応の有無がディスプレイ性能を分ける大きな違いの一つです。
中古・再生iPhoneを比較するときは、単純な発売年だけではなく、
ディスプレイがProMotion対応かどうかも確認するとよいでしょう。
ProMotion対応iPhoneを価格重視で選ぶなら
最大120HzのProMotionは、最新モデルだけの機能ではありません。iPhone 13 Pro以降の中古Proモデルまで候補を広げることで、なめらかなディスプレイをより手頃な価格で選べる可能性があります。
ただし、中古iPhoneではディスプレイ性能だけでなく、バッテリー状態、端末状態、修理歴、保証なども確認して選びましょう。
ProMotionに関するよくある質問
ProMotionとは何ですか?
ProMotionとは、画面の動きや表示内容に応じてディスプレイのリフレッシュレートを自動調整し、なめらかな表示と消費電力の抑制を両立するAppleのディスプレイ技術です。対応iPhoneでは最大120Hzに対応します。
ProMotionと120Hzは同じですか?
完全に同じ意味ではありません。120Hzはリフレッシュレートの数値で、ProMotionは表示内容に応じてリフレッシュレートを自動調整するAppleの技術名称です。
ProMotionは何がいいのですか?
Webページのスクロールやアニメーション、対応ゲームなどがよりなめらかに見えます。また、必要のない場面ではリフレッシュレートを下げ、電力消費を抑える仕組みも特徴です。
iPhoneで最初にProMotionへ対応した機種は?
2021年発売のiPhone 13 ProとiPhone 13 Pro Maxです。最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応しました。
iPhone 17はProMotionに対応していますか?
はい。iPhone 17は最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートを持つProMotionに対応しています。標準モデルにもProMotionが採用されたことは、iPhone 17世代の大きな特徴です。
iPhone 17eはProMotionに対応していますか?
いいえ。2026年8月時点でiPhone 17eはProMotionに対応していません。同じiPhone 17世代でも、iPhone 17とはディスプレイ仕様が異なります。
iPhone 16はProMotionに対応していますか?
標準のiPhone 16/16 PlusはProMotion非対応です。iPhone 16世代ではiPhone 16 Pro/16 Pro MaxがProMotionに対応しています。
ProMotionがあればゲームは120fpsになりますか?
必ずしも120fpsになるわけではありません。ProMotionは最大120Hzの表示に対応しますが、ゲーム側の対応、端末性能、設定、発熱状況などによって実際のフレームレートは異なります。
まとめ|ProMotionは「必要な時だけ最大120Hzにする」Appleのディスプレイ技術
ProMotionとは、画面の動きやコンテンツに合わせてリフレッシュレートを自動調整し、なめらかな表示と電力効率を両立するAppleのディスプレイ技術です。
最大120Hzに対応することが注目されますが、本質は単純な「120Hz表示」ではありません。
必要な時には高いリフレッシュレートを使い、動きが少ない時には低くする
アダプティブ制御こそがProMotionの重要な特徴です。
iPhoneでは2021年のiPhone 13 Proから採用され、長くProモデルの特徴となっていましたが、2025年のiPhone 17では標準モデルにも搭載されました。
中古iPhone選びでも、スクロールやゲームのなめらかさを重視するなら、ProMotion対応の有無は確認しておきたいポイントです。
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