iPhoneのeSIM設定を使えば、物理SIMカードを差し替えずに通信プランを追加できます。
海外旅行用のeSIM、格安SIM、サブ回線、仕事用とプライベート用の使い分けなど、iPhoneの通信環境を柔軟に管理できるのが魅力です。
ただし、初めてeSIMを設定する人にとっては、「どこから設定するの?」「QRコードはどう読み込む?」「主回線と副回線はどう使い分ける?」「海外旅行中はどの回線をオンにする?」と迷うことも多いでしょう。
この記事では、iPhoneのeSIM設定方法、QRコードでの追加、手動入力、海外旅行での使い方、デュアルSIM設定、よくあるトラブル、再生iPhoneでeSIMを使うときの注意点まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
iPhoneのeSIMを設定する
iPhoneのeSIMを設定するには、通信事業者やeSIMサービスから発行された情報をiPhoneに追加します。
一般的には、QRコードを読み込む方法、通信事業者のアプリから追加する方法、手動で情報を入力する方法があります。
結論
- iPhoneのeSIMは「設定」アプリの「モバイル通信」から追加できる
- QRコードを読み込む方法が一般的
- 通信事業者アプリから設定できる場合もある
- 必要に応じて手動入力もできる
- 海外旅行用eSIMは出発前に準備しておくと安心
- 主回線・副回線・旅行用など、回線名を分けると管理しやすい
- 日本回線のローミング設定を間違えると高額請求につながる場合がある
eSIMは便利ですが、設定にはインターネット接続が必要になることがあります。
初めて設定する場合は、自宅や空港、ホテルなど、安定したWi-Fi環境がある場所で作業するのがおすすめです。
設定前に確認すること
iPhoneでeSIMを設定する前に、まず自分のiPhoneがeSIMに対応しているか、SIMフリー端末か、通信事業者やeSIMサービスの対象機種かを確認しましょう。
eSIMを購入してから使えないと困るため、事前確認が重要です。
設定前チェックリスト
- iPhoneがeSIMに対応しているか
- iOSが古すぎないか
- SIMロックが解除されているか
- 利用する通信事業者・eSIMサービスがiPhoneに対応しているか
- QRコードやアクティベーション情報が手元にあるか
- Wi-Fiなどのインターネット接続があるか
- 海外旅行用の場合、渡航先の国・地域に対応しているか
- データ通信専用か、音声通話・SMS付きか確認したか
特に海外旅行用eSIMでは、対応国、利用開始タイミング、有効期限、データ容量、テザリング可否を確認しておきましょう。
QRコードでeSIMを設定する方法
iPhoneでeSIMを設定する最も一般的な方法が、QRコードを読み込む方法です。
通信事業者やeSIMサービスから発行されたQRコードを、iPhoneのカメラや設定画面から読み込んで追加します。
QRコードで設定する基本手順
- iPhoneをWi-Fiに接続する
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップする
- 「eSIMを追加」または「モバイル通信を設定」をタップする
- 「QRコードを使用」を選ぶ
- 通信事業者から発行されたQRコードを読み込む
- 画面の案内に従ってeSIMを追加する
- 追加後、回線名やモバイルデータ通信の設定を確認する
QRコードが別のスマホやパソコンに表示されている場合は、iPhoneのカメラで読み込みます。
QRコードがiPhone自身のメールやブラウザに表示されている場合は、長押ししてeSIM追加に進める場合もあります。
QRコード設定時の注意点
- QRコードは再利用できない場合がある
- 読み込み前に安定したWi-Fiへ接続する
- 有効期限の開始タイミングを確認する
- QRコードを他人に共有しない
- 設定中に画面を閉じない
手動入力でeSIMを設定する方法
QRコードを読み込めない場合は、通信事業者から提供された情報を手動で入力してeSIMを設定できる場合があります。
手動入力では、SM-DP+アドレス、アクティベーションコード、確認コードなどの情報が必要になることがあります。
手動入力の基本手順
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップする
- 「eSIMを追加」または「モバイル通信を設定」をタップする
- 「QRコードを使用」を選ぶ
- 必要に応じて「詳細情報を手動で入力」を選ぶ
- 通信事業者から提供された情報を入力する
- 画面の案内に従ってeSIMを追加する
手動入力は、入力ミスがあると設定できない場合があります。
QRコードでうまくいかない場合や、メールで詳細情報が届いている場合に使う方法と考えるとよいでしょう。
通信事業者アプリで設定する方法
通信事業者やeSIMサービスによっては、専用アプリからeSIMを設定できる場合があります。
アプリを使う場合は、申し込み、本人確認、プラン選択、eSIM追加までアプリ内で進めることがあります。
アプリ設定が向いているケース
- 通信事業者の公式アプリから申し込む場合
- 海外旅行用eSIMサービスを使う場合
- QRコードを別端末に表示しにくい場合
- アプリ内で開通手続きまで完結する場合
- 利用状況や残り容量もアプリで確認したい場合
アプリで設定する場合も、iPhoneがeSIM対応であること、SIMフリー端末であること、Wi-Fi接続があることを確認しましょう。
主回線・副回線の名前を分ける
iPhoneで複数の回線を使う場合は、回線名を分けておくと管理しやすくなります。
たとえば、「主回線」「副回線」「旅行用」「仕事用」「データ用」などの名前を付けると、どの回線を使っているか分かりやすくなります。
おすすめの回線名
- 主回線
- 副回線
- 旅行用
- 海外データ
- 仕事用
- 学校用
- データ専用
海外旅行用eSIMの場合は、「韓国旅行」「台湾eSIM」「ハワイ用」など、旅行先名を入れておくと帰国後に削除・オフにしやすくなります。
モバイルデータ通信に使う回線を選ぶ
iPhoneで複数の回線を設定している場合、どの回線をモバイルデータ通信に使うかを選ぶ必要があります。
海外旅行では、日本の回線ではなく、旅行用eSIMをモバイルデータ通信に指定するのが基本です。
モバイルデータ通信の設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップする
- 「モバイルデータ通信」をタップする
- データ通信に使いたい回線を選ぶ
- 必要に応じて「モバイルデータ通信の切り替えを許可」を確認する
海外旅行中は、日本回線でデータ通信しないように注意しましょう。
設定を間違えると、海外ローミング料金が発生する可能性があります。
通話・SMSに使う回線を選ぶ
eSIMには、データ通信専用のものと、音声通話・SMSに対応するものがあります。
海外旅行用eSIMの多くはデータ通信専用の場合があるため、電話番号での通話やSMS認証が必要な場合は注意しましょう。
| 用途 | おすすめ設定 | 注意点 |
|---|---|---|
| 日本の電話番号を残したい | 日本回線を通話・SMS用に残す | 海外ローミング料金に注意 |
| 海外でデータ通信だけ使いたい | 旅行用eSIMをモバイルデータ通信に設定 | 音声通話・SMSは使えない場合がある |
| 現地電話番号が必要 | 音声通話付きeSIMまたは現地SIMを検討 | 本人確認が必要な場合がある |
| LINE通話中心 | データ通信専用eSIMでも対応しやすい | 相手もアプリ利用が必要 |
旅行中にSMS認証を受ける可能性がある人は、日本回線を完全に削除せず、必要なときだけ使える状態にしておくと安心です。
海外旅行でiPhoneのeSIMを使う方法
海外旅行でiPhoneのeSIMを使う場合は、出発前にeSIMを購入し、設定方法を確認しておくのがおすすめです。
プランによっては、設定した時点で有効期限が始まる場合と、現地で通信を開始した時点で有効になる場合があります。
海外旅行用eSIMの基本手順
- 渡航先に対応したeSIMプランを購入する
- iPhoneがeSIM対応・SIMフリーか確認する
- Wi-Fi環境でeSIMを追加する
- 回線名を「旅行用」などに設定する
- 現地到着後、旅行用eSIMをオンにする
- モバイルデータ通信を旅行用eSIMに設定する
- 日本回線のデータローミング設定を確認する
- 帰国後、旅行用eSIMをオフまたは削除する
海外旅行中は、地図、翻訳、配車、ホテル予約、LINEなどで通信を使います。
到着後すぐ使えるように、設定方法を出発前に確認しておきましょう。
参考:
Apple|海外旅行中にiPhoneでeSIMを使う
関連記事:
海外旅行でeSIMがおすすめな理由
データローミング設定に注意
海外旅行でeSIMを使うときに特に注意したいのが、データローミング設定です。
日本で使っている回線のデータローミングがオンのままだと、意図しない海外ローミング料金が発生する場合があります。
海外旅行中の注意点
- モバイルデータ通信に使う回線を旅行用eSIMにする
- 日本回線のデータローミングを必要に応じてオフにする
- 旅行用eSIMのデータローミング設定を確認する
- SMS認証が必要な場合は日本回線を完全に削除しない
- 帰国後は日本回線に戻す
旅行用eSIMによっては、データローミングをオンにしないと通信できない場合があります。
一方で、日本回線のローミングはオフにした方がよい場合があります。
どの回線の設定を変更しているのか、必ず確認しましょう。
使い終わったeSIMをオフ・削除する方法
旅行や短期利用が終わったeSIMは、必要に応じてオフにするか削除します。
ただし、削除したeSIMは再利用できない場合があります。
もう一度使う可能性がある場合は、削除前に通信事業者やeSIMサービスの条件を確認しましょう。
eSIMをオフにする基本手順
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」をタップする
- 対象のeSIM回線を選ぶ
- 「この回線をオンにする」をオフにする
eSIMを削除する前に確認すること
- 再利用できるeSIMか
- 削除後に再発行が必要か
- 通信事業者のマイページで解約が必要か
- 旅行用eSIMの有効期限が残っていないか
- 誤って日本の主回線を削除しないか
不要になった旅行用eSIMは削除してもよいですが、主回線や普段使う回線を誤って削除しないように注意しましょう。
eSIMが設定できないときの対処法
iPhoneでeSIMが設定できない場合は、対応機種、通信環境、QRコード、通信事業者側の手続き、SIMロック状態を確認しましょう。
原因は一つとは限りません。
よくある原因
- iPhoneがeSIMに対応していない
- SIMロックが解除されていない
- Wi-Fiに接続していない
- QRコードの有効期限が切れている
- QRコードをすでに使用済み
- 通信事業者側の開通手続きが完了していない
- iOSが古い
- 渡航先やサービス対象外のプランを購入している
対処法
- iPhoneを再起動する
- Wi-Fiに接続し直す
- iOSを最新に近い状態へ更新する
- SIMロック解除状態を確認する
- QRコードを再表示して読み込む
- 手動入力を試す
- 通信事業者やeSIMサービスに問い合わせる
- モバイル通信設定で回線がオフになっていないか確認する
eSIMはQRコードの再利用ができない場合もあるため、何度も削除・追加を繰り返す前に、サービス提供元の案内を確認しましょう。
機種変更時のeSIM移行で注意すること
iPhoneを機種変更するときは、eSIMの移行にも注意が必要です。
物理SIMカードのように差し替えるだけではなく、通信事業者の手続きやeSIM再発行が必要になる場合があります。
機種変更前に確認したいこと
- eSIMを新しいiPhoneへ転送できるか
- 通信事業者側で再発行が必要か
- 旧iPhoneのeSIMを削除するタイミング
- 新iPhoneで通信できることを確認してから旧端末を初期化する
- SMS認証を受ける回線を失わないようにする
- 海外旅行用eSIMは移行できない場合がある
機種変更時は、新しいiPhoneで通信できることを確認する前に、古いiPhoneを初期化しないようにしましょう。
eSIMの再発行や移行には時間がかかる場合があります。
関連記事:
eSIMの移行方法完全ガイド
再生iPhoneでeSIMを使うときの注意点
再生iPhoneでも、eSIM対応機種であればeSIMを使える場合があります。
ただし、すべての再生iPhoneがeSIMに対応しているわけではありません。
購入前に、機種名、SIMフリー状態、OS、バッテリー状態を確認しましょう。
再生iPhoneで確認したいこと
- eSIM対応モデルか
- SIMフリー端末か
- ネットワーク利用制限がないか
- iOSが古すぎないか
- バッテリー状態に問題がないか
- 海外旅行で使う場合、渡航先の通信方式に対応しているか
- 保証や返品条件があるか
NewsedTechでは、学生や海外旅行用のサブスマホにも選びやすい再生iPhoneを取り扱っています。
eSIM対応の有無、容量、バッテリー、SIMフリー状態を確認しながら、自分に合った1台を選ぶことが大切です。
関連記事:
学生向け中古スマホは危険?安全な選び方を解説
関連記事:
学生向けサブスマホの活用法
まとめ|iPhoneのeSIM設定は事前確認と回線管理が大切
- iPhoneのeSIMは「設定」アプリの「モバイル通信」から追加できる
- QRコード、通信事業者アプリ、手動入力で設定できる場合がある
- 設定前にeSIM対応機種・SIMフリー・Wi-Fi環境を確認する
- 主回線・副回線・旅行用など回線名を分けると管理しやすい
- 海外旅行ではモバイルデータ通信を旅行用eSIMに設定する
- 日本回線のデータローミング設定に注意する
- 使い終わった旅行用eSIMはオフまたは削除する
- 再生iPhoneで使う場合はeSIM対応・SIMフリー・OS・バッテリーを確認する
iPhoneのeSIM設定は、手順を理解すれば難しくありません。
QRコードを読み込み、回線名を設定し、モバイルデータ通信に使う回線を選べば、海外旅行やサブ回線として便利に使えます。
ただし、対応機種、SIMフリー、データローミング、QRコードの有効期限、再発行条件には注意が必要です。
NewsedTechでは、学生や海外旅行用にも選びやすい再生iPhoneを取り扱っています。
eSIM対応の有無、容量、バッテリー状態を確認しながら、旅行や日常利用に合ったiPhoneを選んでみてください。



